■前提
・アンバサダー機能の目的
└①ブランドの優良顧客、既存顧客からの口コミを増加させる
└②インフルエンサーとの継続的な関係を構築する
└③キャンペーンの管理を簡潔にする
■ステマ規制に対する考え方
投稿内容を管理する(商品の訴求に関わる内容を指示する、または事前の確認や修正を行う)場合は広告表記(タイアップラベルの使用や#PR記載等)が必要。
一方、ブランドや商品に対する言及に関して、アンバサダーの完全自主判断に委ねる場合においては下記※1に基づき不要となる可能性が高い。
※1.参考:消費者庁発表の「「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準」における第2条_1項_「オ」「カ」を参考とする。
※2.広告表記を行わない場合においては、アンバサダーのプログラム参加も自主性によるものである必要がある。
※3.ステマ規制に関しては各企業様のプログラム内容及び客観的な判断要素が多く含まれるため、「不要である」との断定はできず、実施の場合も弊社は責任を負いかねます。
■目的別でプログラムを考える
目的①継続的に顧客からの口コミ(UGC)を増加させたい
【投稿時のルール記載時に気をつけたいこと】
1.まずはPR表記をどうするかによって、どこまで投稿クリエイティブまたは投稿文章を指定するかを判断する。
例)PR表記を行う場合
└商品のクリエイティブにおける使用シーンや表現・指定文言を決定する。
・投稿内には必ず「〇〇」という訴求分を含めてください。
・投稿内に商品を使用しての効果・実感を記載してください。
例)PR表記を行わない場合
└商品の限定や商品写真の有無の指定、商品の優位性(客観的に消費者が優位性を理解できる特徴も含む(例:「国内唯一の技術」etc))を示す特徴を除いたハッシュタグの指定は問題ないが、それ以外の指示は控える。
・投稿する商品は「〇〇」でお願いします。
・投稿時に、アンバサダープログラム参加の意思を取得したいので「#〇〇アンバサダープログラム」と記載してください
・投稿の内容(画像・動画・文章)はあなたの忖度のない自由な感想としてください。
2.禁止事項において
└よくある内容
・投稿物に含む他者著作物において一般の許容される範囲を超える仕様についての注意
・投稿するSNS媒体のコンテンツポリシーの遵守
・商品に全く関係のない投稿
・商品やブランドに関する事実と異なり、過度な商品の優良誤認を導く内容やブランドを毀損するような内容
目的②期間限定の投稿キャンペーンを実施したい
【投稿時のルール記載時に気をつけたいこと:キャンペーンの具体的内容】
└投稿物の条件:クリエイティブの軸やハッシュタグの指定など ※商品の優位性を訴求する軸となるようであれば、優位性の投稿指示となるので広告表記が必須。
└企画(投稿収集)の期間
■その他記載しておきたい内容
・プロジェクト全体の期間
└期限を設ける場合:プロジェクト全体の期間を記載
※投稿募集期間と、商品交換期間及び発送期間を分ける場合はその内容も分けて記載。
└期限を設けない場合:特段記載は必要ではないが、中断・中止可能性については言及する。
※本プログラムにおいて付与されるポイントは基本金銭同等価値を含むものではないとしている為、中断・中止があったとしてもアンバサダーへの補償は必要ないが、予め補償の無い旨を記載しておくと良い。
■ポイント付与について
ポイント付与の条件を含める。
【特に注意して記載すべきポイント】
・ポイント付与の条件:
「抽選」であるか「選定」であるかは重要なポイントになりますので、記載ください。
抽選 | 運に左右される方法で、参加者の中からランダムに当選者を決定する。公平性を重視する際に用いられる。 |
選定 | 応募内容や条件などを総合的に判断し、主催者が意図する人物を選定する。企画の目的に合わせた選考が可能。 |
・ポイント付与の頻度:
例)「ポイント付与は月に一度の弊社チェックにて行います。」「当選させていただく場合、原則投稿より2週間以内に付与を行います。」
・商品発送の頻度:
例)「商品発送は毎月月末月初付近で一括で対応します」「商品発送はポイント交換を起点に最短3営業日〜最大20営業日までお時間をいただきます。」
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以上となります。その他不明点は各カスタマーサクセスや問い合わせ窓口でのご相談をお願いいたします。